太陽電池から電力をスーパーキャパシタに蓄電し、常に安定化されたUSB(+5V)を給電するモジュールです。マイコンやセンサーシステムの電源として使用することで、外部電源から切り離された独立システムを構築できます。

特徴

蓄電素子として大容量のEDLC(電気二重層コンデンサ, スーパーキャパシタ)を採用しています。二次電池のような充放電に伴う劣化のない、理想的な5V電池として使用可能です。

また、5V出力をシャットダウンしたり、一定時間後に再びONにするタイマー機能を備えています。タイマー機能を用いた間欠起動による、極めて省電力・長時間駆動のアプリケーションが開発可能です。

※3.3V出力タイプのIWT504-3V3も取り扱っています。

※さらに電力が必要な場合は、ソーラーパネルと鉛バッテリーを組み合わせて5Vを出力する東京デバイセズIW3100の無停電化キット等をご検討ください。

東京デバイセズ IWT504-5V仕様

・対応ソーラーパネル: 開放電圧 5V～12V 出力5W以下
・出力電圧: +5V(±10%)
・出力電流: 最大 500mA
・出力端子: (1) USB Aコネクタ (2) 2.54mmピンヘッダ
・蓄電部品: 電気二重層キャパシタ 2.7V 100F × 2直列 (50F)
・各種機能
　・+5V昇圧スイッチング電源機能
　・アクティブ・セル・バランシング機能
　・過充電防止機能
　・電圧低下シャットダウン機能
　・出力ショート防止回路(1.85A リセッタブルヒューズ搭載)
　・外部からの5V出力OFF機能(再起動までの時間指定機能付き)
・モジュール寸法: W80mm x H60mm x D30mm
・固定用ホール(4か所) φ2.5mm

別途必要なもの・オプション品

・別途ソーラーパネルが必要です。IWT504-5Vに対応する1Wソーラーパネル IWSP-5V1をご検討ください。

Q&A

Q. スーパーキャパシタは何回ぐらい充放電できますか？
A. 温度や使用状況により異なりますが、一般に10万回～と言われています。

Q. スーパーキャパシタの容量は増やせ(減らせ)ますか？
A. はい。スーパーキャパシタの容量を増やしたい方は、ハンダゴテで実装済みのキャパシタを取り外し、2.5V以上の耐圧を持つ同容量のスーパーキャパシタ2個を接続してください。対応する容量の上限はありません。

Q. 出力コネクタからはどの程度の電流が取れますか？ 携帯電話を充電することできますか？
A. 最大500mAまで取れます。携帯電話の充電も可能ですが、蓄電された電力は数分で消耗します。もともと、IWT504-5Vは大きな電流を連続で取り出す用途には向きません。小さな負荷(～数mA)を連続で使用するか、大きな負荷の場合にはタイマー機能を用いて間欠で起動してください。大きな電流が必要な方は鉛バッテリーを組み合わせた東京デバイセズIW3100の無停電化キットをご検討ください。

Q. 充放電を繰り返すとスーパーキャパシタのセル電圧にバラつきが生じませんか？
A. IWT504-5Vにはセル電圧を均等化する機能がありますので一定時間経つとセルは同電圧に保たれます。

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ソフトウェア・ドキュメント・その他資料

• IWT504-5V データシート・マニュアル 495 KB
• 東京デバイセズ ソーラー電源モジュール製品比較表 434 KB